2010年03月07日
今朝の一冊〜老子・荘子の言葉
朝の読書時間、今日は一時間ゆっくりとれました。
これまでに何回もこの本、読んでいます。
孔子も嫌いではないけれど、私は老子や荘子も好きです。
人間いかに大きくなれるかも大事ですが、人間の生命は自然がつくり、自然が育てている事実をなにより大切に考えたのが老子です。荘子はその老子の思想をわかりやすくした感じです。
誰にでも読みやすい一冊でオススメです。
三笠書房から、境野勝悟著ででています。
『老子・荘子の言葉100選』
ちなみに今日の、私の好きな言葉です。
ご存知の方もおいでになると思いますが…m(__)m
「上善は水のごとし」(老子)
…水は柔軟で謙虚である。世の人は、誰もが一歩でも上へ、一つでも高い地位を欲しがっている。水はその反対に低い所へと流れていく。次々支流をかかえて、だんだん広く大きくなっていく。しかも、最後は海に流れて偉大な存在となる。
「夢に胡蝶となる」(荘子)
…蝶となった夢の中の自分が自分なのか。目を覚ました自分が自分なのか。人間の貧欲な知識はこんな話しにも決着をつけないと気が済まない。実はそこに余計な悩みと争いが生まれてくる。そんなつまらないことはどちらでもいい。夢の中で自分が蝶になってひらひら飛んでいたのも事実。目を覚ました自分も現実。両方を認めることである。
Posted by ゆっち at 08:22
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